あなたは、英語を話せるようになりたいけど、
- 英語の学習が続かない・・・。
- 人前で英語を話すのが恥ずかしい・・・。
- テストの点数はいいけど話せない・・・。
- 英語を話そうと思うと緊張してしまう・・・。
- 自分より英語が話せる日本人がいると話せない・・・。
というお悩みをお持ちではありませんか?
学校のテストではいい点を取れていた。TOEICの点数もいい。
でも英語を話せない・・・。
実はそんな⽅がたくさんいます。
いい点数がとれるということは、英語を話すために必要な知識は⼗分に持っているはずなのに、なぜ英語を話すことができないのか?
それには実は、メンタル面が⼤きく関係しているんです。
そしてこれは、点数はいいのに話せない⼈だけの問題ではなく、⽇本⼈の多くの方に共通していることです。
今回は、日本人が英語を話せるようにならない大きな原因の一つであるメンタルブロックについて、英語才能引き出しトレーナーの薮下がお伝えします!
英語を話せない理由!全ての⾏動を⽌めている原因は?
英語を話せないのは勉強をしていないから、だから勉強すればいいのはわかっている、英語をどんどん使う必要があるのはわかっている。
でも⾏動できなかったり、続かなかったり。
そういうことってありますよね?
わかっているのに⾏動できない理由のほとんどは、ネガティブな思考が原因となっています。
例えば、
- 英語の発⾳は綺麗じゃないといけない。
- 英語の文法を間違えたら周りに笑われる。
- 自分に英語は話せるようにならない。
などなど。
これらのネガティブな思考は、メンタルブロックや、マインドブロックと呼ばれています。
メンタルブロックがあると、頭ではわかっているのに⾏動できなかったり、成果がでないことがあります。
例えば、あなたが「英語の⽂法を間違えたら笑われる」というメンタルブロックを持っているとすると、⾃分の中で「この⽂法なら完璧」と思えない限り、⼝から英語が出てくることはありません。
英語をできるようになるには、これらのマインドブロックを取り除いていく必要があるんです。
そもそも英語のメンタルブロックはどうやって形成されるのか?
今までの人生での経験、そして周りからの影響(親、兄弟、友⼈、先⽣、テレビ、ゲームなどなど)から形成されていきます。
例えば学校の英語の授業で、英語の文を音読した時に、発音について友達に笑われて、とても恥ずかしい思いをしたとします。
その経験から、「英語の発音が悪いと笑われる」というメンタルブロックを自分の中に作ってしまった可能性があります。
このように、経験したことをもとに、自分でメンタルブロックを作り上げてしまっていることが、私たちにはたくさんあるのです。
日本人によくある5つの英語メンタルブロック
人それぞれ性格や育って来た環境が違うので、持っている英語のメンタルブロックも人それぞれです。
ただ、私たち日本人に共通してよくみられる、英語に対するメンタルブロックがいくつかありますので、その主なパターンを5つご紹介します。
自分では気づいていないけど完璧主義で話せない
自分のことを完璧主義と思っている方は少ないかもしれませんが、断言します。
日本人のほとんどが、完璧主義者です!
そしてその完璧主義が原因で、英語が話せない方がたくさんいらっしゃいます。
生徒さんでも、前よりも成長しているのに、成長しているところお伝えして褒めると、「こんなレベルではできているうちに入らない」と言われる方がいらっしゃいます。
目標が高いのはいいことです。
でも、いきなりその高い目標を達成できるかというと、そうではないですよね?
目の前のことを一つ一つこなしていくことにより、成長していき、大きな目標を達成できますよね?
例えば、始めて取り組む仕事があるとします。
一つ一つこなし、確実に以前よりできるようになり、成長しているのに、上司に「そんなのできているうちに入らない」と言われ続けたらどうでしょうか?
モチベーション、続きますか?
どんなに頑張っても認められなかったら、拗ねてしまいますよね。
完璧主義の人は、自分の小さな成長に目を向けて、認めていく練習をしていくことをおすすめします。
以前はできていなかったけど、今できるようになっていることを書き出してみてください。
少しの成長でもいいです。
こんなの成長しているって言えるのかな?と思うレベルのことでもいいです。
小さな成長を自分から見にいく癖をつけていきましょう。
そして、成長している自分を褒めてあげてください。
日本人がいると英語が話せない
外国人だけの場なら英語で発言できるけど、日本人がいる場所では、とたんに英語で発言できなくなってしまう。
そんな経験はありませんか?
このメンタルブロックは特に、英文科や外大卒、ハーフの方などに多くみられます。
周りの人は自分が英語を話せると思って期待しているのに、その期待に応えられない恐怖や、がっかりされるのではないかという恐怖があり、日本人がいる場では英語が口から出てこなくなってしまいます。
こういう方におすすめなのは、自分から「英文科卒だけど、英語を話すのが苦手」とカミングアウトすること。
最初にそれを伝えてしまえば、多少なりとも気持ちが楽になるので、ハードルが下がります。
また、英文科や外大卒、ハーフの方以外で、日本人がいると英語が話せない方は、周りにどう思われるかを気にしている可能性が考えられます。
そんな方は、次の項目をチェックしてみてください。
自分の英語が周りの人にどう思われるのか気にしてしまう
自分の英語が周りの人にどう思われるかがついつい気になってしまう。
そんなメンタルブロックも多くの日本人に見られます。
自分の英語は下手だと思われるのではないか?
かっこ悪いと思われるのではないか?
こういったことをついつい気にしてしまう方におすすめなのは、自分は誰と会話をしているのかを、再度認識すること。
どういうことかというと、周りの目を気にしているということは、実際に会話をしている目の前の相手に意識を集中できていないから周りが気になるんですよね?
例えば、ちょっと想像してみてほしいのですが、もし海外にいるときに、自分のホテルの部屋から締め出されてしまったとします。
お風呂上がりだったので、あなたの体を覆うのはバスタオル一枚だけ。
フロントの人にいち早く状況を伝えて、鍵を開けてもらわないといけない。
この状況の時、あなたの意識はフロントの人に集中しているはずです。
周りの人に、自分の英語を下手だと思われようが、どうでもいいはずです。
とはいえ、これだけ緊迫した状況って日常では起こらないですよね?
なのでついつい意識が周りの人に向きがちになってしまうのです。
それを念頭に置いて、周りを気にしてしまっているときには、目の前の相手に集中する、と自分に声をかけて、意識の方向を切り替えていきましょう。
すぐにはできるようになりません。
何度も意識して、目の前の相手に集中するように働きかけることによって、自然と目の前の相手に集中できるようになり、周りの目が気にならないようになっていきます。
意識することが大切です。
外国人を前にすると緊張して英語が話せない
外国人と言っても、アジア人と話すときには緊張しないけれど、白人さんや黒人さんを前にすると緊張して英語が話せなくなるという方がいらっしゃいます。
体つきも大きな人が多いので、威圧的に感じてしまうのもあると思います。
こういったタイプの方におすすめなのは、話さなくてもいいので、外国人の近くに身を置くことです。
体もでかいので、脳が瞬間的に怖い人かもしれない、と思ってしまっている可能性が高いので、まずは日本語が話せる外国人と触れ合うのがいいかもしれません。
日本語が話せる外国人と触れ合うことによって、怖い人たちではないということがわかるのと、外国人に囲まれる環境に慣れてしまえば、緊張することもなくなっていきます。
自分には英語はできない
このメンタルブロックを持っていると、結局自分に英語はできないと思ってしまっているので、どんなに努力しても成長が遅くなってしまったり、目標を達成できなくなる可能性があります。
どうせ自分に英語は話せない、という気持ちのまま取り組んでいると、無意識のうちに、自分で限界を作ってしまいます。
心理学や脳科学の世界でよく使われる「1マイル4分の壁」というお話をご紹介します。
1923年に、フィンランドのパーヴォ・ヌルミという選手が1マイル4分10秒3の記録を樹⽴しました。
この記録は、それまで37年間も破られずにいた記録を2秒も更新する驚異的な世界記録だったそうです。
もうこれ以上の記録は出せないだろうと専⾨家は断⾔し、1マイル4分を切ることは⼈間には不可能というのが世界の常識とされていました。
世界中のトップランナーたちも「1マイル4分」を「超えられないもの」と考えていました。
しかし、バニスター選手は、トレーニングに科学的⼿法を持ち込み、⾃分のコンディションを科学的に分析し、1954年に4分の壁を破ったのです。
その46⽇後に、フィンランドで、ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で⾛り、バニスターの記録は破られました。
その後不思議な事に、1年後までにランディを含め23⼈もの選⼿が「1マイル4分」の壁を破ったのです。
31年間もの間、4分の壁は破られてこなかったのに、1954年にバニスターが4分の壁を破ってから、続々と4分を超える選⼿がでてきたわけです。
なぜそれまで4分を超える選⼿が現れなかったのか?
バニスター選⼿が4分の壁を超える前は、⼈間が1マイル4分以内で⾛ることは不可能 だつまり、「自分が1マイル4分以内で走ることはできない」と深層心理で考えていたので、1マイル4分の記録を破ろうと思って練習しているにも関わらず、記録を破ることはできなかったのです。
それが、バニスター選手が4分の壁を超えたことによって、「自分にも4分を超えることはできる」という考えに変わったから、続々と記録を破る選手が出て来たのです。
では、どうやって考え方を変えたらいいのか?
完璧主義の人と同様、自分の小さな成長に目を向けて、認めていく練習をしていくことをおすすめします。
以前はできていなかったけど、今できるようになっていることを書き出してみてください。
少しの成長でもいいです。
こんなの成長しているって言えるのかな?と思うレベルのことでもいいです。
小さな成長を自分から見にいく癖をつけていきましょう。
そして、成長している自分を褒めてあげてください。
過去を振り返って、自分はなんだってできる、ということを腑に落としていきましょう。
他の英語のメンタルブロックはどう取り除いたらいいのか?
上記で紹介した英語のメンタルブロック以外にも、メンタルブロックは存在します。
また、症状が上記で紹介した5つに当てはまるとしても、メンタルブロックは別にある可能性もあります。
では、どうやって英語のメンタルブロックを取り除いていけばいいか?
それにはいくつかのステップがありますので、順を追ってご紹介していきます。
自分がどんな英語のメンタルブロックを持っているかを知る。
まずは、自分がどんなメンタルブロックを持っているのを知ることがとっても大切です。
認識していないことにはアプローチができませんからね。
頭ではわかっているけど⾏動できていないこと、なかなか成果がでていないことに対して、以下の質問を⾃分に問いかけてみてください。
「⾏動を起こせない/成果がでないのは、どんなメンタルブロックを持っている可能性があるだろう?」
「私は、⾏動すべきこと/得たい成果、に対してどんなイメージを持っているんだろう?」
出てきた答えがネガテイブな場合、それがあなたの英語に対するメンタルブロックになっている可能性があります。
例えば、ボキャブラリーを増やすために英単語を覚えればいいのはわかっているのに、やる気がでない・・・。
そんな時は「私は、どんなメンタルブロックを持っている可能性があるか?」と問いかけてみてください。
例えば:
・英語を覚える時間がない。
・英単語を覚えるのは楽しくない。
・自分は飽き性だから、すぐ飽きてしまう。
・私は勉強が苦手だ。
というメンタルブロックが出てくるかもしれません。
これが出てきたら次はその英語のメンタルブロックを取り除くステップに入ります。
英語のメンタルブロックを持つようになった理由を探り、取り除いていく。
先ほどの質問で出てきたメンタルブロックに対して、どうしてそのメンタルブロックを持つようになったのかを自分に質問します。
メンタルブロックとは言わば思い込みのようなもの。
その思い込みが真実ではないことを証明していきます。
例えば、「どうせ私に英単語は覚えられない」というメンタルブロックに対して、以下のように質問していきます。
A: 今まで覚えられなかったから。
↓
Q: 今までとは具体的にいつか?
A: 学生の時。
↓
Q: 覚えられた英単語はなかったか?
A: 覚えられた英単語もある。
↓
Q: では英単語は覚えられているよね?
A: 確かに!
このように、「英単語は覚えられない」と集約されてしまっているメンタルブロックを具体的にしていき、さらに客観的にみた時に、そのメンタルブロック、思い込みが本当に真実なのかを確認していきます。
今回のケースだと、英単語を覚えられていることもあるのに、自分が覚えられていない方にフォーカスしてしまっているだけだということに気付けましたよね。
この気付きだけで、メンタルブロックが外れることもありますし、一瞬にして外れなかったとしても、メンタルブロックが薄まります。
もう一つ例にとってみていきましょう。
「英語を覚える時間がない」というマインドブロックに対しては、具体的にどのくらいの時間が必要なのかを明確にします。
A: 多ければ多いほどいい。
↓
Q: 具体的にどのくらい時間が取れたら嬉しい?
A: 1時間
必要な時間が明確になったら、現実的にどうしたら時間がとれるかを探っていきます。
A: 通勤時間を利用したら往復30分とれる。
朝早起きして残りの時間を作る。
時間を取ろうとすると、無理に時間を作ろうとする方がいますが、最初のうちはやる気があるのでできても、無理をしているので続かなくなることがあります。
なので、出て来た提案が、実行可能かどうかをさらに探っていきます。
A: 正直厳しい・・・。残業もあるし体に負担になりそう。
↓
Q: 今の生活スタイルの中で30分作るにはどうしたら作れそうか?
A: テレビを観る時間を減らしたらいける。
↓
Q: テレビを観なくても辛くない?
A: 全く観ないのは辛いけど、時間を減らすのは抵抗がない。
これで出て来た解決策は、無理をせずに取り組める内容になっているので、行動しやすくなります。
行動できない原因は、悩みが曖昧だったり、出来ていないところにフォーカスしていることが原因のことが多いので、以下のことを意識して深堀するのが、メンタルブロックを取り除くコツです。
- 問題を具体的にする。
- 数値化できるものは数値化する。
- 客観視する。
- 実現可能かどうか確認する。
なかなか自分ではどんな英語のメンタルブロックがあるかわからない・・・
日本人によくみられる英語のメンタルブロックを5つご紹介し、また自分のメンタルブロックを見つける方法をお伝えしましたが、最初のうちは、自分でメンタルブロックを見つけられるようになるのは難しいかと思います。
人それぞれメンタルブロックも異なるので、正直ヒアリングをしなければ根本原因はわかりません。
ご自身のメンタルブロックが知りたい方は、体験セッションにお申し込みください。
しっかりヒアリングをし、アドバイスさせていただきます。
まとめ
いかがでしたか?
英語というと、英語の知識量やスキルだけにフォーカスしがちですが、実は意外なところに落とし穴があるんです。
メンタルブロックは英語に限らず、あなたの行動を止める原因となっていることがあります。
行動できないのは気合が足りないからだ!と言う方もいらっしゃいますが、行動できないことには必ず理由があります。
ご自身のメンタルブロックを知ることで、行動できるようになっていきます。
ただ、人それぞれメンタルブロックは異なるので、ヒアリングをしなければ根本原因はわかりません。
ご自身のメンタルブロックを知りたい方は、体験セッションにお申し込みください。
しっかりヒアリングをし、アドバイスさせていただきます。
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