改めまして、潜在意識英語コーチの薮下幸枝です。

私は現在大人向けに、英語力とメンタル面、両方からのアプローチをおりまぜた潜在意識英語コーチングを行っています。

中学生の時に英語に興味を持った私は、大学は英文科に進み、卒業後はカナダでワーキングホリデーを行い、帰国後は商社やメーカーの海外事業部で、貿易事務、翻訳、通訳、海外販促担当など、英語に関わる仕事に従事してきました。
その後2016年より、英語コーチとして活動させていただいております。

・・・と聞くと、昔から英語が得意で、海外に住むことであまり苦労せずに英語を話せるようになったと思われるかもしれませんが、最初は英語を話すことに抵抗がありました。

私が英語に興味を持つようになったのは、中学生の時に好きだったバンドがきっかけでした。
彼らは日本人バンドなのですが英語の曲を歌っていて、歌詞の意味を知りたくなったのが始まりでした。

そこから英語に対して憧れを抱き、英語が話せるようになりたいと思うようになり、大学では英文科を専攻しました。
英文科に入れば英語が話せるようになると思っていたからです。

しかし、英文科に入っても英語を話す機会はあまりなく、当時の私は、話せるようにならないのは、会話の授業が少ないからだ！とか、教授たちが日本語ペラペラすぎるからだ！と授業や他人のせいにしていました。

しかし、今思えばそうではなかったんです。

英語を話せるようになりたいのなら、留学生やネイティブの教授たちに英語で話しかければよかったんです。

でも私は、本当は話しかけたいのに「何の接点もないのに留学生に話しかけたら変だと思われるよな。大して英語できないのに話しかけたらダメだよな。」と話しかけてはいけない理由を勝手に作り上げて話しかけることができませんでした。

ネイティブの教授に対しても、日本語がペラペラなのにわざわざ英語で話しかけることがなんだか気恥ずかしく、また、「私の英語どう思われるんだろう。ダメだと思われなくない」と相手の反応を気にして、結局いつも日本語で話していたのです。

当時の私は、英語を伸ばす環境はあったのに、無意識のうちに自ら「英語を話さない」という選択をしてしまっていたのです。

そんな私が英語を話せるようになり、英語を活かした仕事にも就けるようになったのは、カナダでの経験が私のメンタルを大きく変えてくれたからでした。

大学在学中に、思った英語力を手にすることができなかった私は、卒業後ワーキングホリデーを利用してカナダに渡航しました。
それも、海外に住めば英語が話せるようになるだろうという甘い考えからだったのですが、現地でカナダ在住３年目という日本人の方と知り合い、その方が全く英語を話せないことに衝撃を受けました。

海外に住んでいるだけでは英語は話せるようにならないと思った私は、カナダ人と話せそうな場所に出向いては積極的に話しかけ交流を図るようになりました。

バイトを探すのも、絶対に日本人のいないところで働く！と決め、ひたすら日本人のいないお店に履歴書を渡しにいきましたが、全然採用されず心がおれそうになりました。
途中諦めそうになることもありましたが、自分を奮い立たせて諦めずに店舗を回った結果、ジェラート屋さんで働くことが決まり、私以外スタッフは英語ネイティブという最高の環境で働くことが決まったのです！

結局、１年９ヶ月カナダで過ごしましたが、体当たりで英語を身に付けました。

しかし、気づくと周囲は日本人だけで集まっていたり、あまり英語の話せない留学生とだけ一緒に過ごしていたり。せっかく海外に住んでいるのに大学時代の私のように、英語を話さない選択をしている人が多かったのです。

実は、その恐怖心に負けないメンタルが英語を話せるようになるには必要不可欠なんです。
カナダにいた時の私は、自分の持っていた英語に対するメンタルの壁を超えたことで、間違えや伝わらないことを恐れずに行動に移すことができ、英語を話せるようになったんです。

メンタルと聞くと、あなたは何を思い浮かべますか？

「根性論」
「とにかくポジティブに考える」
「ネガティブ思考はダメ」

…そんな風に思っている方が多いかなぁと感じます。

ですが、メンタル力というのは、無理やりポジティブに考えることでも、ネガティブな感情を否定することでもありません。

メンタル力の本質は、英語を話すこと対してブレーキになっている自分でも気付いていない心の壁の根本原因をほぐし、「自分自身を受け入れ信じる力」です。

この力があるからこそ、間違えることや周りの目を恐れずに行動することができるのです。
そして行動できるから結果がついてきます。

また、この力は英語だけでなく、人生において何をするにもどんな方にも必要なものです。

というのも、一見悩んでいることとは関係のなさそうな出来事が、現状の悩みの本質的な原因になっていることが多々あるからです。

私自身、英語ではないのですが、一見関係のなさそうな事柄がメンタル的な問題となり、現実の行動に影響を与えているということを思い知る経験をしたことがあります。

私は以前、年上の権力を持った威圧的な男性に、必要以上に嫌悪感を感じたり反発してしまう傾向があったのですが、それが実は中学生の時の先生との関係が影響してたと、心理学を学ぶことで気づきました。

その先生は威圧的な人で、中学生の私は理不尽な状況でも言い返せず、「権力を持った男性には勝てない」というような考えが無意識のうちに自分の中に刷り込まれていました。

大人になってからも、当時の悔しさを別の男性に無意識にぶつけていたのですが、それが中学生の頃の影響だとは全く気付いていませんでした。

そこで、潜在意識と向き合うワークをすることにより、年上の権力を持った男性に対して異様な嫌悪感を抱くことがなくなりました。

するとそれまで女性の生徒さんが７割ほどだったのが男性の生徒さんも増えていき、今では男女比が半々になりました。

それまで無意識に年上の男性に対して抱いていた嫌悪感が、どこか潜在意識の中で、生徒さんになったら嫌だなという気持ちになっていて、男性のお客様を寄せ付けなかったのではないかと思います。

しかし、その根本的なメンタルの原因を解決したことで、男性のお客様が自然と増えていきました。

英語も同じように、一見英語と関係のなさそうなことが、無意識の心の壁になっていることがあります。

実際に生徒さんで、高い英語力をお持ちなのに、いざ仕事で英語を話す場面になると自信が持てず、恐怖を感じ途端に話せなくなってしまうという方がいらっしゃったのですが、その原因がなんと、親との関係にありました。

そこで、潜在意識にアプローチするワークを行っていただき、親への感情を受け止め解きほぐすことで、生徒さんはご自身に対しても、英語に対しても、ありのままを認めることが出来るようになりました。

結果として、英語に対する不安や恐怖を感じることがなくなり、自信をもって英語を話せるようになったのです。

潜在意識とは何かというと、私たちの意識には「顕在意識」と「潜在意識」というものがあります。

顕在意識は簡単にいうと、私たちが自覚できる部分の意識のことを言います。
実はこの顕在意識、全体のたった10％程しかありません。

そしてもう一つの「潜在意識」は、私たちが自覚できない部分の意識、簡単にいうと無意識の部分をいいます。
この潜在意識が、なんと意識全体の約90％を占めています。

顕在意識と潜在意識はよく、氷山に例えられます。
目に見える部分は全体のほんの一部で、残りの大部分は目に見えない水の下に潜っています。

意識も一緒で、どんなに顕在意識でポジティブになろうとしても、90％を占めている潜在意識で反対のことを思っていたら、自分の望むように現実は進みません。

例えば、間違った英語を話しても恥ずかしくない、間違えることにより成長していくものだ、と頭では解っていても、いざ英語を話すとなると緊張してしまい英語が口から出てこないのは、潜在意識が英語を話すことに対してネガティブな感情を抱いているからなんです。

なので、潜在意識へアプローチし、メンタル力を育むことができたなら、過度な緊張を感じることがなくなり、本来持っている英語力を発揮しリラックスして英語を話せるようになるんです。

英語を話す時に感じるストレス、恐怖から解放されるのです。

• 

  長年英語を勉強してきているのに話せるようにならない

• 

  英語の会議で発言ができず落ち込む

• 

  「自分より英語ができる人がいると言いると萎縮して話せない

と言ったお悩みの根本原因は実は、メンタル面にある場合が大半なのです。

英語が話せる人たちは皆、英語ができるメンタル力を持っています。

もちろん英語の知識・技術も必要ですが、どれだけ英語を勉強しても、英語ができるメンタル力がなければ、本来持っている英語力を発揮することはできません。

どんなステージにおいても必ず必要になってくるのが、どんな状況下でも自分の英語力を発揮できるメンタルを構築することなのです。

そしてもう一つ、メンタルと合わせて大切なのが「英語力の構築」です。
英語が話せるメンタルだけを手にしても、英語の知識・スキルがなかったら英語は話せません。

とはいえ、ただ単に英語の学習をすればいいかというとそうではありません。

人それぞれ性格も違うので、他の人と同じことをやっても、あなたにとっては苦しくて継続できなかったり、課題が違うので効果が薄かったり、遠回りになり何年も費やすことになってしまうからです。
あなたのレベル・目標・課題・性格に合わせて、苦に感じず楽しく学習できる方法を取り入れることが大切です。

私が英語を嫌いにならずに学習を続けられたのも、自分が楽しめることで英語を学んでいったからです。

「メンタル力」と「英語力」。
私はこの２つの力を手にすることができたことで、英語を話すことに対する恐怖や緊張を乗り越えて、持っている英語力を発揮することができるようになりました。

そしてこれは私に限ったことではなく、同じように取り組んでくださった受講者さんにも続々と起こっていることなのです。

受講者さんに、メンタル構築と英語力の構築の両方を取り入れたところ、それまで英会話、コーチング、TOEIC対策など、色々やっても結果がでなかったという方が、自信を持って自然体で英語を話せるようになりました。

この方は、お仕事で英語が必要だったのですが、初回カウンセリングでチェックさせていただくと、お仕事で活躍するのに充分な英語のスキルは備わっていました。
しかし、いざ仕事で英語を話す場面になると、自信が持てず英語を話すことに恐怖を感じ、途端に話せなくなってしまうというのがお悩みでした。

英語に対する恐怖心がどこからくるのかカウンセリングを重ね、メンタルにアプローチするワークを行っていただくことで、受講者さんはご自身に対しても、英語に対しても、ありのままを認めることが出来るようになりました。

結果として、英語に対する不安や恐怖を感じることがなくなり、自信をもって英語を話せるようになったのです。

そして、それまで避けてきた仕事に自ら挑戦したり、誰の前でもリラックスして英語を話せるようになりました。

また、英語に対するネガティブな感情から解放されたことにより、英語学習も捗るようになり、さらに英語力がアップしていきました。