基本

【勉強法解説付】社会人におすすめ英語学習やり直し本!超厳選6選!

長年英語に憧れていて、何度も英語を勉強しようとしたけど、

  • 英語学習の本を何冊も買っては結局最後までやらずに終わってしまう
  • 英語学習の本がたくさんありすぎて、どれがいいのかわからない
  • そもそも何から始めたらいいかわからない
  • 今度こそ英語学習におすすめの本を見つけて英語力をつけたい

と思ったことはないですか?

今回は、社会人が英語を習得する上でおすすめの英語学習本を、学習方法と併せて、英語才能引き出しトレーナーの薮下がお伝えします!

実際に、生徒さんのトレーニングで使用している教材を大公開しちゃいます!

そもそも、英語を話すために必要な英語力ってどのくらい??

私たち日本人は、多くの人が中学、高校の計6年間、英語を勉強してきたと思います。6年間って結構長いですよね?

それだけ長い時間をかけて勉強してきましたが、学校で教わったレベルの英語って、実際会話で使われているのでしょうか?

実は、英語を話す上で必要な英語力って、中学校レベルで十分なんです!

高校や大学受験で必死に覚えた文法や単語って、特に必要ないんです・・・

私は、企業の海外事業部で働いていた経験があるのですが、受験生が勉強している単語を見ると、「こんな単語仕事でも使ったことないよ!」というものがたくさん・・・

そうなんです、私たちが受験のために必死で覚えた単語って、実際ネイティヴが使わないようなものがほとんどなんです。

逆に、中学校で教わった文法、単語は、とても重要!中学英語が全ての基礎と言っても過言ではありません。

なので、あなたが英語を話せるようになるには、中学レベルの英語力を固めることが一番大切なんです。

具体的にどんな力を身につけたらいい?

英語学習で大切なのが、以下の4つのスキルに関する学習です。

  1. 単語力
  2. 文法力
  3. 瞬発力
  4. リスニング力

これらの力が必要なのは、なんとな〜くは予想がつくと思うのですが、なぜ大切なのか?

そして、それぞれのスキルを養うのにどんな英語学習本に取り組むのがベストなのか?

項目別にご紹介します。

英語学習で必要な4つの力とオススメの英語学習本

英語学習で避けては通れない単語力

英語学習で単語が重要な理由は、もちろん、単語を全く知らなかったらそもそも何も言えないから。

例えば「りんごが食べたい。」と言いたい時に、「りんご」や「食べる」という単語を知らなかったら気持ちを伝えるのは難しいですよね?

もしりんごが目の前にあれば、りんごを指差して、口に持って行く動作をすれば、伝わると思いますが、スムーズなコミュニケーションではないですよね?

なので最低限の単語力はやはり必要ですよね。

最低限の単語力を身につけるのにオススメの学習本がこちら!

キクタン2000

基本中の基本の単語が掲載されています。

英単語が記載されていて、それに対応する日本語の意味が掲載されているタイプの単語帳です。

 

一単語毎に、Check1:単語、Check2:短いフレーズ、Check3:文章、の順で掲載されています。

Check1の単語を見て意味がわかったとしても、Check2のフレーズの日本語を見て英語にできない人は、まずはキクタン2000から始めるのがオススメです。

 

単語を見て日本語の意味が答えられたら十分じゃない?

と思われるかもしれませんが、単語を見て意味がわかる=その単語を使って会話ができる、というわけではありません!

英語を話す時に、まず、日本語が頭に浮かんでそれを英語にしますよね?

なので、英単語を見て日本語の意味がわかるだけでは不十分なんです。

Check2の短いフレーズが言えるようになると、その単語の使い方がなんとなくわかるようになるので、Check2は必ず取り組みましょう。

 

Check3の文に関しては、文法が理解できていない段階では、なぜそういう構成になるのかがわからないと思いますので、特に学習しなくてOKです。

できれば本がベストですが、本が苦手な人は、アプリもあるのでアプリで取り組むのもOKです。

 

そして必ず音声を聞いて、発音を真似て声に出すようにしましょう。

キクタンはちょっと変わっていて、音楽が流れている中にリズムに合わせて単語やフレーズが発音されています。

リズムに合わせて楽しい気分で覚えていくと記憶に定着しやすいので、楽しく取り組みましょう。

キクタン4000

キクタン2000レベルが口から出てくる人は、キクタン4000に取り組むことをおすすめします。

キクタン2000レベルだけでもいいのですが、4000レベルがあると言えることの幅が大幅に広がるので、できれば4000まで取り組むことをオススメします。

取り組み方は、2000と同様、一単語毎にCheck1:単語、Check2:短いフレーズ、Check3:文章、の順で掲載されているので、Check1のみでなく、Check2の短いフレーズの日本語を英語で言えるように取り組むとよいです。

Check3の文に関しては、文法が理解できていない段階では、なぜそういう構成になるのかがわからないので特に学習しなくてOKです。

そして必ず音声を聞いて、発音を真似て声に出すようにしましょう。

4000の場合はアプリも2000に比べて作り込まれているので、アプリもオススメです。

英語の土台となる文法力

スポーツをする時に、ルールを全く知らずに試合をしたりしないですよね?

英語もスポーツと一緒で、基本ルールを知らないと、会話になっても何をどう話していいかわからないんですよね。

英語における基本ルールが文法です。

文法と聞くと、難しい構文やルールを覚えないといけないんじゃないか、と思われるかもしれませんが、会話で必要な文法力は、中学校レベルで十分なんです。

高校や大学受験レベルの文法は知らなくても会話はできます。

過去完了とか未来完了を学校で教わりましたが、ほぼ使ったことないです。笑

なので中学校レベルで十分なんです。

最低限の文法力を身につけるのにオススメの学習本がこちら!

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく

大人向けに作られた、中学文法のやり直し学習本です。

文法の本と聞くと、分厚くて、小さな文字でびっちり書かれているイメージはありませんか?

この「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」がなぜオススメかというと、まず文字が少ない!

開いた瞬間に文字だらけだと、一気に英語学習に対するやる気をなくしてしまうと思うんです。

その点この本は、文字も大きくて、何よりたくさんのイラストでわかりやすく説明してくれています。

そして、会話に必要な最低限の文法について触れているので、余計な情報をいれなくていいんです。

基礎が固まっていない状態で複雑な文法を学習すると混乱し、伝わらない英語になってしまうんです。

なので、まずはこの学習本を使って基礎文法を固めることをおすすめします。

 

各項目にドリルがついているのですが、ドリルは全て取り組まなくてもOKです。

なぜかというと、穴埋め問題や、単語の並び替え問題があるのですが、それで正解できたとしても、実際に会話で使える力には結びつかないからです。

穴埋め問題や並び替え問題で正解できると話せるようになるのであれば、ほとんどの方が中学生の時に英語が話せたはずですよね?

私は英語が好きだったので、中学校の英語のテストは基本高得点でした。

でも、当時英語が話せたかというと、全然話せませんでした。

穴埋めや並び替えができたところで会話に必要な力はつかないんです。

 

ただ、英作文の問題があるので、それだけは取り組むことをオススメします。

日本語の文が書いてあって、それを0から英語にするのは、英語の語順、構成を考える力を育むことができます。

そしてこの力は、英会話で必要な力になります。

なので、英作文の問題だけは取り組むのがおすすめです。

沈黙回避のための瞬発力

単語も覚えて、文法のルールも頭に入った!

これでもう英語はばっちり!!

・・・とはいかないのが英会話なんですよね。

単語も文法も頭に入っていたとしても、すぐに言いたいことが口から出てこなかったら会話にならずに沈黙になってしまいますよね?

なので、瞬間的に英語が口から出てくるように、瞬発力アップの英語学習をすることが次のステップとして重要です。

瞬発力アップにおススメの英語学習本がこちら!

 

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

ベストセラーで大人気な英語学習本です。

色んなシリーズが出ているのですが、この青い本がおススメです。

日本語が左ページに書かれていて、それを瞬時に英語にすることで瞬発力を養っていくことができます。

この本では、文法の項目ごとにページが構成されているので、それぞれの構文にしっかり慣れていくことができます。

なので、瞬間英作文は色々シリーズ展開されていますが、この青い本をやるので十分です。

 

やり方は、本書にも掲載されていますが、日本語の文を10秒以内に英語にし、右ページの英文で確認します。

10秒以内に英語にできない場合は、すぐに左ページの英文を確認してOKです。

そして付属のCDを聞き、音声を真似して何度も声に出して練習しましょう。

必ず声に出してください。

そうすることで、口に英語が馴染んでいきます。

これを繰り返すことで、瞬発力が養われていきます。

注意点としては、本に載っている英文は、一つの例にすぎない、ということです。

例えば本に書いている単語を必ずしも使わなければいけないわけではありません。

「美味しい」という単語をdeliciousを使って表現してもいいし、goodを使って表現してもいいし、どちらでもいいのです。

なので本に載っている例文のみが正解とは思わないように意識してください。

英語は言語なので、必ずしも例文の言い方をしなければならないわけではありません。

 

また、中学3年分の文法項目が載っているのですが、最初は中学1、2年レベルだけに取り組みましょう。

1、2年レベルに関しては自信がついた!となってから中3レベルに取り組むようにしましょう。

中3レベルは中学校レベルとはいえ、関係代名詞など、ちょっと複雑な文法が入ってくるので、1、2年レベルが未熟な段階で取り組むと混乱しやすいので、まずは1、2年レベルを固めることがとても大切です。

英会話のキャッチボールに欠かせないリスニング力

海外旅行に行かれた方から、旅行で使える英語のフレーズを覚えて行ったけど、相手の回答が聞き取れなくて困った、というお話をよく聞きます。

そう、英語はコミュニケーションのツールなので、言いたいことだけ言えても会話は成り立ちませんよね(><)

相手が何を言っているのか理解できないと会話のキャッチボールにはならないので、おのずとリスニング力が大事になってきます。

リスニングが苦手な原因はたくさんあって、人によって原因が違うので一概に言えないのですが、特に多くの人に共通している聞こえない原因の一つが、「英語がカタカナのように発音されると思っている」ことです。

例えば、りんごの”apple”。

これが「アップル」と発音されると思っていると、実際の英語を聞いた時に、知っている単語なのに脳みそが知らない単語として認識し、意味を理解してくれません。

なぜなら実際”apple”は、「ェアポー」 という感じで発音されます。

そりゃ、「アップル」が来ると思って待ち構えているのに「ェアポー」が来ても、キャッチしてくれないですよね?

なので、まずは英語は本当は実際にどう発音されるのかを、脳みそに上書きして上げる必要があります。

そのためにオススメの英語学習本がこちら!

 

魔法のリスニング

こちらは初心者の人にオススメなリスニング学習本です。

使っている単語は基本的なものですし、英語学習者が聞き取りで苦手な短いフレーズが掲載されています。

「このフレーズはこう発音されるはずだ」と自分が思っている音と、実際発音される英語の音は全然違うので、この本で、実際どう発音されるのかを学習していきましょう。

フレーズをゆっくり発音した後に、通常スピードでの発音がされるので、徐々に耳慣らしをしていくことができます。

音声を真似して何度も何度も声に出して、脳みそに正しい発音を上書きして行きましょう。

究極の英語リスニングVol.1

スピードが3段階にわかれているので、最初は一番ゆっくりなもので慣らしていき、次のスピードのものに増やしていくのがおすすめです。

会話形式なので、フレーズや、単語の実際の使われ方を学ぶことができ、感覚が養われる教材です。

こちらも音声を真似して何度も声にだして練習してみてください。

英語リスニングのお医者さん初診編

「魔法のリスニング」はちょっと簡単だなと感じる方は、英語リスニングのお医者さん初診編がオススメです。

本のタイトルに「お医者さん」とあるように、リスニングが聞こえないのはウイルスに侵されているからで、各ウイルスに対する処方箋を飲んで、対処していきましょうね、というコンセプトで作られています。

ウイルスは、聞き取りが苦手な原因となっている英語の発音の特徴がウイルスに見立てられています。

 

例えば、短縮ウイルス。

I am が I’m になったり I will が I’ll に短縮された時に聞き取りにくいのは、短縮された音に慣れていないから、つまり、短縮ウイルスに侵されているからです。

手順は、最初にチェックアップで自分がどのウイルスに一番侵されているかをチェックします。

チェックアップを聞く時には、1文で一時停止をし、解答しましょう。

次から次に音声が流れていくので、1文で一時停止しないと追いつけません。

チェックアップの結果が出たら、自分が一番侵されている(正解率が低かった)ウイルスから取り組んで行きましょう。

テキストに掲載されている順番通りに取り組んでいく必要はありません。

なぜかというと、ウイルスの種類はいくつかあって、中には自分が聞き取れるウイルスの種類もあるわけです。

各英文に一つのウイルス要素しか含まれていないかと言うと、そんなことはありません。

複数のウイルス要素が含まれている文もあります。

なので、一番苦手なウイルスから取り組んでいかないと、他のウイルス克服のための英文を聞いても、効率よく学習できないのです。

また、各ウイルス「処方箋」、「ナースのリハビリ」、「ドクターのリハビリ」と3段階あるのですが、取り組み方にもコツがあります。

まずは各ウイルスの処方箋だけを取り組んでください。

(正解率の悪い順に取り組んでください。)

処方箋の内容を読んで、音声に合わせて何度も声に出します。

 

処方箋が終わったら、次はナースのリハビリに進みます。

ナースのリハビリは1文になっていますので、実際英語はどう発音されるのか音声を聞き、音声を真似して何度も声に出して練習しましょう。

ナースのリハビリも各ウイルス取り組んだら、次はドクターのリハビリに進み、ナースのリハビリ同様に、実際英語はどう発音されるのか音声を聞き、音声を真似して何度も声に出して練習しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、社会人向けに、やり直し英語にオススメな英語学習本を7冊ご紹介いたしました。

今まで何冊も何冊も手を出しては続かず、英語学習が中途半端になっていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回ご紹介した本は、実際に私が生徒さんのトレーニングで使わせていただき、効果の出ているもののみご紹介しています。

何冊も手を出すよりも、1冊に集中して学習していく方が基礎が固まり確実に効果がでます。

今回ご紹介した学習本、よさそうだなと思ったら是非チャレンジしてみてください。

とはいえ、今自分がどんな学習をすべきなのか、どの教材が自分に合っているのかをご自身で判断するのはなかなか難しいです・・・。

あなたが求めている英語力を手に入れるためには、何をすべてきか、何が足りていないのか、解決方法をしりたい方は、体験セッションにお申し込みください。

しっかりヒアリングし、アドバイスさせていただきます。

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ABOUT ME
潜在意識英語コーチ 薮下
潜在意識英語コーチ 薮下
TOEIC985点・英検一級。 長野県生まれ長野県育ち、京都在住。 21カ国に滞在経験あり。語学学校通学、現地就業経験、10年に渡り英会話・同時通訳・翻訳・海外プロモーションなど、英語に携わる仕事に従事。 中学生の時Hi-STANDARD(バンド)をきっかけに英語の魅力に惹かれ始める。 大学では英米語英米文学科を専攻。しかし、英語は話せるようにならず、大学卒業後カナダに渡り、1年9ヶ月バンクーバーで過ごす。 カナダ在住中に、海外に住んだからといって英語が話せるようになるわけではないということを思い知り、悪戦苦闘しながら英語を習得。 カナダでの経験が人生の大きな岐路となり、英語が話せることの楽しさ、世界が広がる喜びを、より多くの方に伝えるため、英語トレーニングを通じて活動中。 ⇒詳しいプロフィールはこちら
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